神奈川県海老名市の眼科｜小川眼科｜ビナウォーク4番館1F

阿藤　「ビナウォーク」という大規模ショッピングモールの中にあり、多くの患者さんが来院されるようですね。先生はこちらで初めて開業を？
小川　はい。北里大学の医学部を卒業後、大学の病院に勤めていました。独立開業は昔からの夢でしたし、この辺りは住民数に比べて医療施設はまだまだ足りない状況です。 そこで三十五歳になったのを機に開業を決意、ここで第一歩を踏み出すことになりました。
阿藤　開院されていかがですか。
小川　これまでは「大学病院や総合病院がいい」と患者さんが集中した結果、いわゆる五分間診療などが問題になりました。それよりも、家に近くて便利なところに主治医を持つほうが安心ですから、長く家族ぐるみでお付き合いできる存在でありたいと思います。また、専門的な検査や治療が必要な場合は、北里病院を始め各総合病院にご紹介をしています。私自身、現在も大学病院に非常勤で勤務しているんですよ。
阿藤　バックアップ態勢も万全ですね。治療の流れとしては？
小川　外来に来られたら問診をし、眼圧検査、眼底検査等を症状に合わせて一般的な検査を行った後、その結果を元に診断します。場合によっては手術も行いますよ。勤務医時代は白内障の手術を年間四〇〇例近く担当しました。
阿藤　四〇〇例！それはすごい。
小川　白内障を始め、患者さんの中には眼の手術にかなり恐怖感をお持ちの方もおられますが、今は機械・技術共に進歩しておりますのでそんなに心配されることはありません。早期発見のためにも、ホームドクターをどんどん活用してもらいたいですね。
阿藤　優しくて腕もいい先生とくれば、患者さんに人気があるのも当然ですよね。ところで、先生はなぜ眼科を？
小川　細かい作業が好きだったからかな(笑)？実は、医師になるのは親の願いでもあったんです。父が僻地に赴任していた時に兄が病気になり、治療を満足に受けられなかったことがあったんです。それで「お前は人の役に立つ医者になって欲しい」と。
阿藤　そうですか…。先生のように人の悩みがわかる人が医師になって欲しいものですね。ところで、治療する上で心がけていることなどありますか。
小川　まずは身近な主治医として地元の方々に認知して頂けるよう、一般眼科に力を入れていきたいですね。このようにショッピングセンターに入っている医療施設は、これから活躍の場が広がると思います。なぜなら医療は人の生活に欠かせないものだからです。衣・食・住、全ての要素を網羅したショッピングセンターの中に医療も加わることで、一層便利で安全な暮らしを維持することができると思うのです。
阿藤　このように身近な医療施設は、今後ますます増えてほしいですね。